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私の妻は非っ常ーに重いつわりでした。

過去3回のつわりは、まさに三者三様(という言い方が正しいのか謎ですが)。

第一子と第二子の基本パターンは吐きづわり。

そして、第三子は食べ+吐き+よだれづわりの新手のコンボ技でした。

ちなみに「よだれづわり」とは口の中に泡沫状の唾液が絶えず溜まってしまうという
非常に悩ましく恐ろしいつわりなのです(ってオメーが言うな)。

妻は産休に入るその時まで、満員電車で途中下車しつつ、
がんばって仕事に行っていました。

 

で。

妻がそんな時にそばにいる夫としてのわきまえですが、
第一子の時には正直わきまえなんてゼロ。

つい数か月前まで楽しく外食したり、
思いつきで温泉に行ったりしていたパートナーが口もきけないくらいに
グロッキー状態になってしまったことに
もっともショックを受けたのは私でした。

 

妻と赤ちゃんを大事にしてあげたい、守りたい、
という気持ちが強烈過ぎて、
強烈過ぎて、強烈過ぎて、
強烈過ぎて、強烈過ぎて、
強烈過ぎて、強烈過ぎて、
だんだん暴走気味になる私。
(一緒に満員電車で通勤して、優先席に座る人たちに
席を譲ってくれないか懇願したり、マジでしてました)

 

「いつもにこやかだった妻がしゃべれないというショック」
+
「暴走する心配な気持ち」
が相まってなぜか私が超イライラのストレスフルモード。


その時のシチュエーションでそっくりなのが、
「いつもいっしょに」という絵本のくまさん。

ある日、一人ぼっちのくまさんのところに
うさぎさんが現れて一緒に住むことになります。

でも、くまさんがどんなにうさぎさんに尽くしてあげても、
うさぎさんは言葉を話しません。

そして、ある日、くまさんがついに大きな声で。
「どうしてだまってるの?」「なんとかいってよー!」

って感じです。(続きはぜひ実際にお読みください、いつかお子さんと一緒に!)

その時の私はまさにこのくまさん。
(ほどかわいくないですがね、ってほっとけ)

自分的には相当頑張っているつもりでも、
かつてよく笑っていた妻はぐったり。

なので、暖簾に腕押し、糠に釘的な毎日に私もついに
「なんとかいってよー!」
って感じだったわけであります。

……。

……。

……。

今考えると非常にダサいわけですが、
当時の私はかなりマジ。

マジな分だけ暑苦しいし、重苦しい。

それに気が付かない私は、つわりの奥さんと一緒の夫ビギナー。

 

というわけで。

今現在、奥様がつわりで苦しんでおられる旦那さんにぜひともお伝えしたい。

つわりの奥さんと一緒にいる時の極意は

付かず離れず、適度に放っとく

です。

この「適度」が非常に難しいわけですが、
要するに何かしてほしい時にすぐ頼める距離にいるんだけど、
放っとく的な感じです。
(缶詰を開けてほしいとか、足をマッサージしてほしいとか)

で、奥様はそんなあなたにわかりやすい感謝の意を示すことはできません。

「ありがとう!キラキラ」的なわかりやすい感謝の表現は
100%期待できないっつーことなわけであります。
(心の中では実はそうなのかもしれないですし、
そんな余裕なんてそもそもないかもしれないです)

 

今までの二人きりの時のようなコミュニケーションはゼロ。

何しても一人相撲(みたいな感じ)。

それはつわりの奥様と一緒なら仕方のないことなんですね。

なので!

付かず離れず、適度に放っとく

がお互い一番なわけです(大事なところですからね、二度言いますね)。

 

暑くて熱くて重い愛情はノーサンキューってやつなわけであります。

 

以上。

本日、たまたま妻とつわりの時のことを話して、
いろいろ思い出したので書いてみました。

妻からは「(第三子の時は)適度に放っておいてくれて助かった」と言われましたので、
真面目な実体験なのであります。

 

ちなみに。

妻が第三子のつわりでバリバリ全開(のゲーゲー)だったのは、昨年の今頃。

たった一年で家族の風景がこうも変わるとは!

と一人感慨にふけるおっさんなのでした。

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