Pocket

私、今ヒゲを蓄えています。

正直、邪魔ですし、手入れが面倒くさい。

ない方がよっぽどラクです。

 

以前から生やしたり、剃ったりを繰り返していたわけですが、
じゃあ、なんで今生やしているのかと。

それは俗に「リンカーン効果(注)」と呼ばれるものです。

そう、あのアメリカ大統領のリンカーン氏。

ある少女からヒゲを生やすようアドバイスの手紙をもらい、
後に銅像になり彼のシンボルとなるヒゲを蓄えるようになったという有名なお話。

つまり、私のヒゲにもファンがいて、
そのファンが剃った時に残念そうだったから、というわけです。

で。

そのファンは誰だったのか。

それは残念ながら妻ではありません。

わが家の娘だったのでした。

 

しばらくヒゲを生やしていて、唐突に剃ったその日の朝。

娘が「えー、剃っちゃったの?剃らない方がよかった」とポソリと言ったのでした。

 

……、まあ親父としてはちょっとショックだったわけです。

なので、次の機会があったら、また伸ばすぞと。

そう心に誓ったのであります。
(ちなみにヒゲってもんは伸ばし中が一番みっともないので、
伸ばすタイミングが結構難しい)

 

ということで、ヒゲを伸ばすことになった私。

きっと娘が喜んでくれる、そう思って伸ばしました。

 

そして。

いざ改めて蓄えた時。

娘に「どう?」と喜び勇んで聞いたところ……。

キョトンとされました。

本人は私のヒゲのことなんて忘れてたみたいでした……。

……。

……。

おまえ、が、残念がったから、生やしたん、だ、ぞと。

そして私は今度は剃るタイミングがなく、
生やし続けているというわけです。

やれやれ。

 

(注)
あ、そうそう、文中の「リンカーン効果」なんてもんはありません。
適当につくったものです。
なので、「リンカーン効果って知ってる?」なんて言えば、
確実に恥をかくのでご注意ください。

Pocket