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先日、ある取引の不手際で、
とある会社の営業の方がお詫びに参りました。

私、こう見えても怒りを持続させるのがそこそこ苦手なタイプで……。

お詫びと言われても、正直「ありがた迷惑」以外の何ものでもなく……。

時間の無駄だし……。

次からそうならないように何をどうするべきかってことを
メールか何かで教えてくれたら別にいいわけです。

が。

来ちゃいました、その営業さん。

 

で、風貌も身だしなみも営業のそのものズバリの方は
滔々と私の前で話し始めたわけであります。

「ということで善処する所存であり」

「一方でご迷惑をおかけしたことは……」

「つきましては、今後このようなことのないように…」

ウンヌンカンヌンetc.etc.

 

正直こういったシーンはつらいです。

私自身がどの面を下げればいいのか不明だから。

別にオレ怒ってねーし、てかどっちかっつーと
いかにもな営業トークは苦手だし。

 

と。

そんな感じで聞いていたところ……。

その営業の方はこう言い放ちました。
(ちょっと上目づかいで、さも困ったもんだというように……)

「実は現担当の前任の者が妊娠しまして……」

「本人も歳だから恥ずかしくて言えなかったようで……」

「そのため、引継ぎがうまく行かず……」

「とは言え、大変なご迷惑をおかけしたので、
その点についてお詫びいたします」

 

……。

……。

……。

それ、あなたの会社の中の話であって、
それを聞いた私はどうすればいいのかと。

そんでもって。

 

妊娠、妊婦さんのことで
一般的なおっさん受け(「参っちゃうよね~、スタッフの急な妊娠はさー、HAHAHA」とかね)
するようなことを言ったつもりだろうけど……。

でもね。

 

そういったことが嫌いなおっさんもいるのだよ。

しかも、言うに事欠いて、現担当のミスの責任を
産休でいない女性にするなんて……。

あり得るの、それ?

 

お詫びに来たのに、余計に怒らせるって……。

なんかの無限ループなの、コレ?

 

で。

言いましたよ。↑のようなことをそのまま。

はっきり言って最初は全然怒ってなかったのに、
逆に怒り始めながらね……。

そしたら、営業の方はさすがです。

この話題が「私にとっての地雷」だったということを瞬時に察知し、
即座に話題の軌道修正を試みたわけです。

……あっぱれ。

 

というわけで。

非常にムカついた話でした。

今回の件は、
妊娠とか妊婦さんとか、そういったことに限らず、
大人同士のビジネスシーンでも弱者や立場の弱い人間を
蔑ろにするというか、
ネタにするというか、
非常に後味の悪いものだったわけであります。

「みんなにやさしく」
なんて言葉が一種のお題目であることは、
私もいい大人(てかおっさん)なので、
重々承知しているつもりですが……。

せめて、ビジネスシーンでは、
ウソでもいいから配慮しろよと。

そこは「偽善」で全然OKなんだから、
弱者や立場の弱い人に配慮しろよと。

まあ、そんな風に思ったわけであります。

 

てか。

後味悪い話だな~。

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