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親が兄弟(姉妹)でどっちをかわいがり、どっちをかわいがらない。

……まあ、よく聞く話です。

現在、仕事の関係で「相続問題」の事例を見ることがままあるのですが、
兄弟の差を親が付けることによって起こる確執の数々。

ベタな例えの「相続が争続に」なんてことは、
子供に差をつけることによって起こっていることが非常に多いわけです。

……それ、やっちゃいかん奴……。

 

 

兄弟で差をつけるなんて、
反吐が出るほど愚劣なことは、
親として絶対にやってはいけないことだと思いますが……。

こういったこともよく聞きます。

人間は自分の遺伝子により近い方の子供をひいきする傾向にある、と。

だから、顔や性格が近しい子供を優遇しやすい、と。

……。

……いや。

……、それ、なんとなくわからなくもないけど……。

それで親が兄弟の差をつけてもいい理由になんてなるわけなくて。

そもそも仮に「生物」としてそうであったとしても、
自分が「人の親」であるなら、
そこはそうしないように頑張れよ、と。

 

 

今日、家に帰ってくると、
息子がスイミングの進級テストに不合格だったことを私に言いました。

一方、娘は「りるるは~……受かった~!!!」と大はしゃぎ。

水泳帽とゴーグル

まあ、そもそも二人の級は違うので、
息子はさほど痛手を受けているわけではないようですが、
そこはそれ。

兄貴の意地ってやつもあると思いますので、
どっちをなぐさめるってわけでも、
どっちをホメるってわけでもなく、
2人がよく頑張ったことを褒めたわけです。

その後、脱衣所にまで私を追いかけてきて、
進級の証のワッペンを自慢する娘には、
兄の眼もなくなったので、しっかりと褒めてあげましたが、
「お兄ちゃんのことも考えて、ほどほどに」ということは言いました。

普段、もろもろ私に盾突く娘ですが、
その時はあっさり納得していたところを見ると、
本人も何か思うところがあったのかもしれません。

 

で。

私、思うんです。

兄弟でどっちかの気持ちを慮れないような言動や行動は、
親だったら取っちゃイカンだろと。

てか、クソだぜ。

そんなもん、親以前に人としての基本の「き」だろと。

 

親がどんなに言動や行動に注意をしていても、
うっかりと子供の心を傷つけることがあるわけです。

にもかかわらず、あからさまに誰の目からも分かる「差」をつければ、
それを目の前で見させられる兄弟のどちらかが
ズタボロに傷ついてしまうのは当たり前だろと。

 

というわけで。

どっちかが傷つくようなことが予想されるなら、
どっちかの目の前でどっちかを褒めるな。

親だったら、絶対に兄弟に差をつけるな。

自分の子供だからって何してもいいってわけじゃねーぜ。

なんて思うわけであります。

 

もしも。

そんなこともわからないのなら、
子供たちが大人になり、自分が老齢になった時、
ドロドロの「争続」になる可能性が飛躍的に高まってしまう、
という点を最後に付け加えたいと思います。

 

ちなみに。

私も兄妹。

かつて親は妹の前で私と妹をかなり比較して話をしていたらしいです。

当然、妹はかなり苦しんだようです。

それから20年以上経った現在。

私と妹はまったくの没交渉。

そのことがひとつの要因になっている気もします。

私が義理の家族を含めた全家族の中で、
唯一話をすることのできないのが実の妹になってしまっています。

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