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新生児8年前、初めての子供の出産予定日が近づく中、
私には漠然とした疑問がありました。

「出産日ってものは
いったいどんな感じ(流れ)に
なるんだろう?」と。

出産日当日の模様(記録や感想)は
漫画やブログ、出産ハウツーサイトなどで
かなりの数を見つけることができたのですが、
それらはすべて女性(妊婦さん)側からの目線。

陣痛のつらさやその長さ、
赤ちゃんとの対面の時の感想など、
ふんだんに情報はあるものの
男性(プレパパ)側としては、
いまいち「??」って感じで、
実感が湧きませんでした。

 

で、ぶっつけ本番的に
出産日当日を迎えることになるわけです。

結果として、
プレパパが事前にどんな情報を身につけていようが、
出産に関与することはあり得ませんので、
特に問題もなく「完了」です。

結局のところ、
主役は妊婦さんと赤ちゃんなわけで、
所詮お父さんなんざ刺身のツマ程度の役割です。

非常に寂しい話ですが、これが現実です。

そう現実。

 

が!

それじゃあ、あんまり寂しいじゃありませんか!
ということで、
ここについ先日体験したわが家の出産日当日の記録を
ご紹介する次第です。
(第三子目の出産です)

もちろん100人妊婦さんがいれば、お産も100通り。
実際、当日同じ病院にいた妻と同様の経産婦さん(三人目)は
あっという間に出産できていましたし、
一方、初産の妊婦さんは
妻と同じタイミングで分娩室にいたのに、
妻の出産後、数時間もかかったとのこと。

なので、
これがいわばスタンダードの例示になるなんてことは
あり得ません。

しかし、8年前の私が感じていたような、
プレパパの漠然とした不安を
払拭するためのお役に立てば非常にうれしいです。

で、なんとな~くでも、
お産の当日はこんな風になるんだと
参考にしていただければ幸いです。

ということで、
これがプレパパの出産日当日の実録だ!

 

実録:立ち会い出産当日のプレパパと上の子たち

11:30 妻と待ち合わせ、二人でブラブラと病院へ歩く
【コメント】
出産予定日なので一日一緒にいるつもりだった。
でもかなり気楽な感じ。
11:37 歩きながら陣痛を感じる
【コメント】
急に「イタタ」となる。
でもまだ前駆陣痛の疑いが大。
「前駆陣痛」についてはこちらのブログを参照。
11:44 2回目
【コメント】
「ふーん。前回から7分だよ」とのんきに計測。
11:51 3回目
【コメント】
「え?!今度も7分だ」とちょっと意外な驚き。
11:53 病院着、すぐに診察室へ
【コメント】
ラッキーにもすぐに診察してもらえた。
今思えばホントにラッキー。
11:56 破水
【コメント】
で、破水。
診察台に上った妻が「アレ?」と言い、
それを見た助産師さんが「あ、破水だよ~」と言い、
私は「え゛!?」となる。
12:00 ベッド待機

各種検査、子宮口が3センチほど開いているとのこと

陣痛と脈拍計測

12:03 採血
12:07 主治医からの説明:破水後は感染症の恐れも高まるので、48時間以内の出産が望ましいとのこと、もしもそれ以降になるようなら陣痛促進剤を使用するとのこと
【コメント】
「48時間以内なんて言われると、
リーアム・ニーソンみたいだね」と言って
場を和まそうと思ったけど、
そんな雰囲気じゃないので封印。
(てか『96時間』だし)
買い出しへ出発(チャプチェ、チヂミ、おまけのお米ドリンク)
家で出産グッズピックアップ
【コメント】
妻に何が食べたいか聞いたところ、
知人のやっている韓国料理店のものが
食べたいとのことで出発。
事情を話すと「お産の力になるから」と
お米のドリンクをいただく。
で、ごく普通の軽装で病院に行っていたので、
数日前から準備していた出産用のキャリーバッグを
家でピックアップ。チャプチェとチヂミとお米ジュース
13:10 妻と合流、入院の個室の説明
13:20 昼食
【コメント】
青い顔をしながらも8割は食べられた。
ちなみに青い顔は陣痛の痛みからではなく、
来るべき出産に対する恐怖から。
それを聞いてもどうしてあげることもできず、
ベッドの傍らで冷やし中華を啜る無力な私。
13:35 マッサージのレクチャー、太ももの付け値を5秒ほど押し揉む
【コメント】
助産師さんから教えてもらった
陣痛促進のマッサージ。
力の加減が難しかった。
14:10 ラベンダーのアロマオイルの足湯
買い出し2回目:トッポガーナ、ボタニカルの洗顔セット
【コメント】
各種アロマオイルを持ってきてもらって、
妻の好みの香りで足湯。
廊下までラベンダーの香りが漂う状態に。
足湯の間に妻からのリクエストで
トッポ(の高めのやつ)と
ボタニカル(それが何なのかは知らんけど)の
洗顔セットを買いに行く。出産前の足湯
14:48 コンタクト外し、メイク落とし
【コメント】
コンタクトもメイクも
こんな時は余計なもんだな、と思う。
けど、もちろんそんなことは言えない。
15:10 学童保育へ迎え
15:30 保育園へ迎え
【コメント】
子供たちの立会い出産を予定していたので、
あらかじめ学童保育と保育園に連絡を入れ、
早目のピックアップ。
息子と娘はかなり興奮気味。
16:00 いったん帰宅、子供たちの出産待機グッズを持って再度病院へ
【コメント】
出産が長丁場になることを予測して、
娘にはお絵描きセットと
息子には読む本を持っていくように命じる。
二人とも加減が分からず
大量のクーピーやら本やらを入れ込もうとするので、
焦って停める。
16:20 家族全員が合流
【コメント】
ようやく全員が揃う。
息子も娘も妊婦着(というか不明だけど)を着た妻を見て
いたわろうとするけど、
何をどうしたらいいかわからず不安げ。
16:27 妻と子供たちが廊下を歩く
【コメント】
陣痛促進のため三人で
廊下の向こうまで行って戻るを繰り返す。陣痛促進のための運動
16:29 再度の陣痛周期の計測:1回目
16:37 2回目
16:45 3回目
17:05 4回目
【コメント】
微妙に間隔がずれたので、
「やっぱり今日の出産はないね」なんて言う。
けど、妻はどうにかして
今日中に産みたいと執念を燃やす。
17:20 5回目
17:35 個室でスクワット
【コメント】
やっぱり今日中に産むべく、
洗面台に手を掛けてスクワットを始める。
そのストイックさに『ロッキー』の
トレーニングシーンを思い出す。
18:00 夕食
【コメント】
いつもお世話になっている病院は
食事がとてもいい。
彩りもバランスも素敵な食事を妻は完食。
その横でジャンクなコンビニ弁当を貪り食う父と子供たち。

病院食とメモ

夕食と娘から妻と赤ちゃんに向けたメッセージカード

19:00 シャワー
【コメント】
こんな時でもシャワーを浴びてもいい
ということにちょっと驚き。
19:40 助産師さんの診察:子宮口が指三本ほどくらいに開いているとのこと
子供たちは個室でテレビ鑑賞
妻はそのまま別の階にある和室の出産待機の個室へ
【コメント】
食後、子供たちはTVショーに夢中。
ちょっとしたくつろぎモードに。
で、子供たちを残して、
妻は出産待機のための和室へ。
広めの和室なので、
陣痛促進のために動き回れる。
20:00 娘だけ合流
【コメント】
寂しくなった娘が
「お母さんと一緒にいる」と言って合流。
20:10~21:00 病室の応接セットでブログ更新
【コメント】
その時の病室から打ち込んだブログがこちら
21:00 息子が様子を見に来て、そのままテレビに戻る
【コメント】
小学生男子とはそんなもんです。
20:00~21:20 相当きつそうな中、和室を歩き回る
【コメント】
薄暗いのも陣痛促進にいいらしく、
そんな部屋の中をヨタヨタと歩き回る妻。
時折、極度の陣痛に立ち止まり、
息を整えている。
21:20 顔面から笑顔が消える、余裕はナシ
【コメント】
どこか鬼気迫るものを感じる。
21:30 病室に戻り子供たちを寝かしつける
妻の和室の歩きまわりはいったん休憩
【コメント】
妻がいったん休憩するとのことで、
このタイミングに病室に戻り子供たちを寝かしつける。
この時点ではやっぱりいつ産まれるかはまったく確証ナシ。
22:24 子供たちが就寝
和室に戻るとどこにもいない
分娩室へ
【コメント】
興奮気味の子供たちが中々寝付かない中、
横で添い寝をしていた私もついウトウト。
気がつくと子供たちが寝ていたので、
すぐに和室へ戻る。
が、どこにもいない。
慌てて分娩室へ行くと、
すでに分娩台(妻のリクエストで畳の分娩台)で
うめく妻が!!!
妻にそのまま数分付き添うが、
子供たちのことを思い出し、病室へ。
22:35 子供たちを叩き起こす
分娩室では点滴を開始していた
【コメント】
病室に飛んで戻って、
寝付いたばかりの子供たちを叩き起こす。
寝ぼけた二人を連れて分娩室の横の待機室へ向かう。
22:35 子供たちと分娩室の横で待つ
うめき声が聞こえる
子供たちと急遽分娩室へ
子供たちがつらそうだったので、エレベーターホールで待機させる
妻のマッサージをするが、全然違う場所で怒られる
【コメント】
分娩室の横で少し待機していたら、
助産師さんから分娩室の入室許可をもらう。
しばらく陣痛に苦しむ妻の横に三人でいたけど、
子供たちがつらそうにして耳を塞ぎ始めたので、
可哀そうになり外に出す。
お母さんの苦しそうな様子に
ショックを受けたようだった。
子供たちは声の聞こえない
エレベーターホールで待機させる。
私は戻って妻のマッサージをするが、
全然違う場所なので妻から怒られる。
(ちなみに8年前の初めての立会いの時も
怒られた……進歩ナシ)

立ち会い出産で耳を塞ぐ子供たち

妻の苦しそうな声に耳をふさぐ子供たち

22:47

出産!

すぐにエレベーターホールの子供たちを呼びに行く
出産後の処置はベッドの傍らで子供たちと待機
【コメント】
そして出産!
これまでのお産と比べると
分娩室に入ってからすごく早かった。
あまり早いのはそれはそれでよくないことらしい。
が、とにかく産まれたばかりの弟を
子供たちに見せたいので、
大急ぎで呼びに行く。
子供たちは興奮と不安で
出産直後の様子を見守っていた。

新生児

23:05 カンガルー抱っこ
【コメント】
お母さんと赤ちゃんの初めてのスキンシップ。
23:13 家族全員で初記念撮影
【コメント】
大仕事を終えた妻と赤ちゃんと傍観者三名の計5人家族が
初めて同じフレームに納まる。
実はこの時シャワーを浴びていない上の子二人が、
赤ちゃんと妻のそばに寄ることに
衛生上の不安を覚えている親父。
23:20 赤ん坊の計測
【コメント】
傍らでじっと見守る兄貴と姉貴(息子と娘)。

新生児の計測

見守る二人

23:30 親族へ出産連絡
【コメント】
両家の親と義妹に電話連絡。
みんな大喜び。
義母からはひたすらお礼を言われる。
23:43 産着を着せて初の授乳
23:55 子供たちを個室で寝かしつける
【コメント】
ようやく出産の一大昂奮イベントが
収束に向かっているので、
子供たちを病室で眠らせることに。
疲れ切っている子供たちは数分で熟睡。
~24:30 分娩室で母子一緒に安静
25:00 個室に妻が戻ってくる
【コメント】
赤ちゃんは新生児室で一晩過ごすので、
この日、お母さんは
ゆっくりと身体を休めることができる。
上の子二人の寝顔を見て、
起こすことに忍びなさを感じる。
(病院は泊まり込み禁止なので)
25:20 子供たちと帰宅
【コメント】
強引に子供たちを起こすと、
息子はなぜか靴下やTシャツを
脱ぎ出したりして、完全に寝ぼけモード。
外は小雨。
子供たちは「お母さんお疲れ様」と言って、
三人で何とか帰宅。
26:00 ビールを飲みながら洗濯→就寝
【コメント】
長かった1日が終了。
シャワーを浴びて、
ビールを飲んですぐに寝たいところだけど、
洗濯物が気になり、
いそいそと家事をする私。
その時の心情はこちらのブログでご紹介しています。

 

以上。

非常に長い記録になってしまいました。

出産記録メモ1

こんな感じでメモを書き殴っていました。

ちなみにこの記録は、
その場でiPadを利用して
メモを取りながら付けていました。

タブレットは
メモを取りつつ写真も撮れるので、
こういったドタバタの中では大変重宝しました。

 

 

冒頭にも書きましたが、
これが一般的なお産の一日だ、
なんてことは絶対にありませんが、
少なくともこういった突発的なことや予測外のこと、
ハラハラドキドキ、
そしてその後の感動があることを
ご紹介できればと思い、
レポートさせていただきました。

あとは妊婦さんが出産に向けて
どれくらい心身ともにきついのかということを
プレパパが知る一助になればいいなあ、
なんて思っています。

 

実は、この一日の中でいろいろと気づきがありました。

なので、その辺はまた改めて個別に
レポートさせていただきたいと思います。

 

ということで!

奥様、赤ちゃん、上のお子さん、
そしてプレパパにとって
素敵なお産になることを心よりお祈りいたします!

出産記録メモ2

陣痛の妻の横で描いた落書き

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