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親がやってはいけないこと。

って、「親 NG行動」なんて検索をすれば、
それこそ山ほど出てくるわけで……。

まあ、やっぱり確かに親が
やってはいけないことってあると思うんです。

ちゃんと子供がどんな風に考えているかを
見てあげていれば、
そんなことはしなかったのに、
なんてこともあると思います。

で、最近、私自身が
やってしまったことですが……。

 

先日、娘が生まれてから一度も
花火大会に連れて行ってもらってないことが
判明しました。

「リルルはお空の花火、見たことある?」
の一言から初めて気がつくデリカシーゼロの親父。

で、単細胞親父はすぐさま近隣の花火大会を検索して、
早速予定を入れました。

当日、早目に帰宅して
「今日は花火に連れて行ってやるぞー!」なんて、
恩着せがましくアピール。

……。

が、当の娘が全然乗り気でないわけです。

下を向いたまま、
ぬり絵をぬりぬりしたままです。

「今日行かなかったら来年までないぞ~」と
脅しにかかるアホ親父。

でも、動かない娘。

見かねた妻が
「お父さんとお兄ちゃんと行ってきたらどう?」と
言ってくれるのですが、やっぱり動きません。

結局、花火大会のはじまる時刻になり、
遠く花火の音が鳴りはじめた頃に
ようやく気持ちがぐらつき始めました。

 

それでもやや渋っている娘を
強引に説得し急かせて、
自転車に乗せ、花火大会会場まで急行。

そして、打ち上げ会場間際の橋のたもとで、
生まれて初めての花火大会を見せることができました。

 

「きれいだな~!」

「あの花火は何の形かな?」

「まだ終わらないよね!!」

と十分満喫しているので、
単細胞親父は「それ見たことか」と満足したのでした。

汗をかいて自転車をこいだ甲斐もあったってもんです。

娘が生まれてから一度も
夏の風物詩を知らないなんて、
かわいそ過ぎです。

いやあ~、父として、いい事をした!

満足、満足。

 

 

……で、帰り道。

娘が自転車でぼそっと。

「お母さんにも見せてあげたかったなあ……」

 

ん?

 

「お母さんも一緒に連れてきてあげたかったの……」

 

ん!?

 

「今度は家族みんなで見たいな」

 

つまり。

あんなに花火大会に行きたがっていた娘が、
いざ当日に乗り気ではなかったのは、
つまりそういうことだったわけです。

妊婦さんが花火大会の混雑には
一緒に行けないことを、
事前に妻から教えてもらっていた娘。

なので、
そういったことを慮って
行きたい気持ちを抑えていたというわけです。

 

……。

やらかしましたね、完全に。

単細胞親父は娘の配慮を読むこともできず、
首根っこ捕まえて
花火大会に引き摺り出してきたってわけですね……。

で、一人大満足で悦に入っていたわけです。

私は…………
バカでしょうか?

 

結局バツが悪くなった私は、

「じゃあ、お兄ちゃんと一緒に
花火大会の絵をお母さんに
描いてあげればいいんじゃない?」

と言うより仕方なかった時点で、
やっぱり悲しい単細胞。

 

帰ってきて兄と一緒に娘は花火大会の絵を描いて、
妻に見せてあげていました。

で。

その絵には私と息子と娘に加えて、
妻もしっかりと描かれていました。

「絵の中でお母さんも一緒に見せてあげたの」

 

……。

単細胞親父が
さらに自己嫌悪に陥ったことは
言うまでもありません……。

花火

どーん……。

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