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夏に、山で海で河原で、BBQ!

ディレクターチェアでbeer!

最高です。

いや、ホント、外で飲むビールのうまさは
真面目に振り切れています。

そんな代え難いものを味わい、
非日常にいざなわれる至福のひと時。

時折、つまみを狙って大人たちの空間に
飛び込んでくる子供たち。

日に焼け、汗だらけの
子供たち特有の匂いと少しウェットな肌の感覚。

腕白でもいい、たくましく育ってほしい……。

うん。
これぞ、父親としてあるべき夏の姿!

 

 

……って、これってホントですかね?

私にとって、
この最高な状況に至るためには、
クリアすべきいくつもの条件があります。

  1. 蚊とか虫がいない
  2. 手が汚れない
  3. 土埃がない
  4. 火を熾(おこ)すとかめんどくさい
  5. 紙皿と紙コップがイヤ
  6. ビールもぬるいのはイヤ
  7. トイレも清潔じゃなくちゃイヤ
  8. 食材も炎天下の中に置かれていたようなものはイヤ
  9. ロクな流しでもないところで、
    油がギットンギットンのものを洗う後片付けがイヤ
  10. 突然の天候の変化とかあり得ない
  11. 土のついたシェードとか敷物を畳むのがイヤ

……。

……。

ま、要するに、
「オメーはグダグダ言わず、家にスッコンデロ!」
ということになるわけで。

つまり、私はアウトドアが嫌いです。

ここまで嫌いだと、
私が嫌いというよりも、
たぶんアウトドアが私を嫌いなんだと思います。

 

 

で、困っちゃうのが
「BBQ=アウトドア=素敵なパパ」
という思い込みの方程式。

男たるもの……。

父たるもの……。

男は大自然の中で……。

父は息子に火の熾(おこ)し方を
教えましたとさ……。

 

イヤイヤイヤ、
そんな昭和マッチョな父親像とか
暑苦しいだけじゃないですかね?

 

別にアウトドアが嫌いなお父さんが
いてもいいですよね。

昔、一緒に働いていたイギリス人男性と
その辺のことについて、
話したことがあります。

「BBQはお父さんの味や家族の味を
つくるためにとても大事だ」と力説する彼に、
「面倒くさい」の一言を発してしまい、
アンビリーバボーな顔をされてしまいました。

 

だいたいそもそも男女の違いがどうとか、
お父さんとお母さんの役割がどうとか、
そんなことを巷で言っている割には、
SNSなどで
「火のそばでレア肉を喰らって
ビールで乾杯するお母さん」の写真を
私はかつて一度も見たことがありません。

たいてい「アウトドアに来ました!」、
「今日はダッチオーブンでローストチキン!」、
「たまにはお母さんにも楽させてあげなくちゃ!」
なんて投稿は
「素敵なお父さん」を演出するためのものと
相場が決まっています。
(てか、「たまには」ではイカンだろ)

 

というわけで、
BBQやアウトドアを
素敵なお父さんであることの「条件」には、
入れてほしくないと切に願うわけです。

別にアウトドアが大嫌いなお父さんが
いたっていいじゃん。

で、どうしてBBQが男の仕事って
相場になっているわけ?

イベント感覚で食事をつくるよりも、
日々の食事をつくる方が、
よほどイケてるんじゃないかなあ。

なんて思う
夏休みでアウトドアシーズン
真っ只中の父親なのでした。
(結局、面倒くさがりで虫嫌いなだけだろ……)

 

……ちなみに。

私、唯一義弟とやるBBQだけは
すごく好きです。

面倒くさいことは
全部義弟がやってくれるので……。

って、そんなんじゃ、ダメですかね?

……やっぱ、ダメですよね……。

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