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初めてのセミナーつくり:テーマその18「話の枕」

このブログでは初めてセミナーをつくる方に向けたノウハウをご紹介しています。
筆者はこれまで幅広い層に向けた様々な講座・セミナーを企画・運営してきました。
また自身もビジネスパーソン向け、一般向け、シニア向けなどのセミナー講師を務めています。
そういった生の体験からのセミナーつくりヒント集です。

「セミナーのつくり方その16」では、
アイスブレイクについて取り上げました(「アイスブレイクの注意点」)。

アイスブレイクはセミナー導入時に
教室の雰囲気を盛り上げる有効な方法ですが、
その他にも効果的な方法があります。

それが、セミナー導入時の枕(マクラ)です。

枕とは落語で本編導入前に話される小咄などのことです。

これを落語のようにセミナーの開始時に入れ込むとかなり効果的です。

ただし、アイスブレイクよりも若干難易度は高めになります。

 

さて、その枕ですが、どのようなことを話せばいいのでしょうか?

それはそのまま落語の枕のやり方を真似ればOKです。

落語の枕は

  • 時事ネタや季節ネタ、ご当地ネタを盛り込む
  • その落語(セミナー)と関連する内容を盛り込む
  • 軽いオチがある
  • スムーズに本編に流れていく

といった感じになりますので、
それをそのままセミナーに入れ込んでみましょう。

 

これらをうまくまとめられると、
受講者の方にはテンプレートではない印象を与え、
そのセミナーのライブ感を演出できます。

その日、その場所、その受講者の方でないと通用しない話は
特別感が出て、非常に好印象です。

ただし、繰り返しになりますが、枕は難易度が高めです。

 

では、枕を仕込むためにはどうすればいいのでしょうか。

そのためには日頃からニュースなどに目を通し、
情報のアンテナを高くして、
会場周辺の歴史・文化・風俗などを下調べし、
それらの情報を基に自分のセミナーの内容に
結び付ける作業が必要になります。

 

このブログのその1(「毒舌はウケる」)でも書きましたが、
受講者の方は「講師の生の声」を求めています。

ぜひうまくネタを当てはめて、
「枕=講師の生の声」を効果的に使ってみてください。

 

とは言え、一応、最後に例をお伝えしないと締まりませんので、
簡単なシミュレーションを。

仮に「育児関連」のセミナーだったとします。

そして、このように枕を持ってきてみます。

先日、私がパソコンをしていると、
息子が横に来て画面をのぞき込みました。

そして、しばらく私の手元のキーボードとマウスをジッと眺めています。

そこでおもむろに横から手を伸ばして、画面を指で押したり、
スライドさせたり。

そして不思議そうに
「どうして画面を触らないで、いろいろできるの?」とのこと。

(この辺で一応会場内に軽い笑いがあるとありがたいですね)

たった数年で子供たちの感覚はこのように変わってきました。

日進月歩のテクノロジーに晒されて変わってしまった子供たち。

一方、変わらない部分も多くあります。

それでは、このセミナーでは、
育児をどう時代に対応させていくかを……云々。

というのは、いかがでしょうか。

自分で紹介しておきながら、やっぱり難しいですね……。

ただ、うまく決まればグッと受講者の方の関心を
つかむことができますので、ぜひお試しください。

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まったくの余談になり恐縮ですが、
以前、落語と現代世相を読み解く講義の
コラボセミナーの運営に携わったことがあります。

生で観る噺家の師匠たちは本当に圧巻でした。
枕から噺までナチュラルに移行していく技芸は
まさにプロといった感じです。

その枕で私たちスタッフの開始直前の
不手際をちょっとした笑いに変えられたりして、
その即興性に感動しました。

ちなみに枕と話しの境で羽織を脱ぐ、
といったスイッチがあることを知ったのもその時でした。

tipsその18:セミナーの枕が決まると開始から締まる!
ただし、難易度は高め!

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