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「兄貴!お願いです!このままイクメンでいさせてください!」

「え?ダメ?何でですか!?こんなに頑張って子育てアピールしてるじゃないっすか!」

「そんなタマじゃない?おれっちのやっていることは所詮ファッションイクメンですって!?」

「そんなこと言わないで下さいよ!これからもイクメンでいたいんっすよ~」

「このままじゃイクメンやめられないっすよ。周りもおれっちのことをイクメンだって言ってるっすよ!キャラが壊れちゃうじゃないっすか!」

「え?周りの目を気にし過ぎ?……確かにそうかもしれないっすけど、でもしょうがないじゃないですか、今かなり追い風ムードでブームみたいだし、何より爽やかなイメージじゃないですか?」

「!!?おれっちは爽やかじゃないですって?え?そもそもブサイクだからダメ?ほくろから毛も生えているからダメ?そんなのイクメンと関係ないじゃないっすか!」

「……“イクメン”をGoogleで画像検索してみろ?何だか面倒くさいこと言いますね……」

「やります、やりますよ!イクメンでいられるなら何でもやりますよ!イ・ク・メ・ンっと。で、ポチッとな。………確かに………。こいつは爽やかなイケメンばかりが出てきやしたね………。って、だからイクメンとイケメンは関係ないじゃないっすか!!」

イクメン画像検索結果

「だいたい活字で『イクメン』と『イケメン』を出しちゃ、何だか分からなくなってきますよ!ゲシュタルト崩壊しちゃう」

【A】

「え?案外と学があるな、ですって?いやぁ~、ゲシュタルト崩壊ぐらいジョーシキっすよ、ジョーシキ!でも、なんか兄貴に褒められるの久しぶりだな~」

「って、そんなん関係ないっすよ。イクメン!イクメンでいさせてくださいって話です!」

「え?イクメソでいてもいいんすか!?ありがとうございます!これからもがんばって周りの目を気にして爽やかお父さんって言われて、職場で若い女の子から『○○さんって結構イクメン!』なんて言われちゃって、奥さんの子育て不安は一旦見ない振りして、で結局奥さんに『子育ての一番大変なところをやってないじゃない!』なんて怒られてもめげずに、最終的にはコーローショーのイクメンプロジェクトに参加して、青年の主張!じゃなくてイクメンの主張!に出場しやす!」

「…………………………」

「…………………………」

「兄貴~。ひどいじゃないっすか~。さっきのセリフの『イクメン』のところ、『イクメソ』になってるじゃないっすか~」

「え?お前なんてイクメソで十分?ひどいな~」

「だいたい活字で『イクメン』と『イクメソ』を並べちゃ、ゲシュタルト崩壊しちゃう」

これから先は【A】に戻ってendless。

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