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川上さんというコメンテーターの方の経歴詐称がいろいろと言われていますが(2016.3現在)、その経歴詐称で実害を蒙った人はどれくらいいるのでしょうか?

食品や製品ならその名前や生産地、加工方法、原材料を偽るのは、健康被害を及ぼしたり、実質の価値以上の価格で販売したり実際に消費者や顧客に損害を与えてしまいます。

でも、無料で垂れ流されているTVやラジオの電波を通じて、彼のコメントから健康に悪影響が出てきたり、法外なお金をむしり取られたという話は聞きません。

実際にある人が公的な役職や立場に任命される場合、その人の経歴や業績、学歴はその任や責務に対しての担保となるものでしょうから、重要視されるのも頷けますし、詐称などはもっての外だと思います。

ですが、今回の場合、一介のタレントさんなわけで、何をそれほど悪者扱いするのか正直疑問です。

 

恐らく今後、彼が自分の嘘を他者や自己に信じ込ませる人格障害やサイコパスだ、なんて分析や論評が出てくる気がしますが、まあそれがホントでも嘘でも別にこっちにとってはどうでもいい話です。

 

むしろ今回の一件で川上さんのタレントとしてのサバイバル術やUSP(Unique Selling Proposition、独自性、自分だけの売り)のつくり方を貪欲に学んだり、面白がったりする方がよほど有意義な気がします。

別に川上さんを尊敬する必要も受け入れる必要も全然ないと思いますが(そもそも彼のコメントは鬼のように浅くつまらないものだった気がします)、ただせめてタレントさんとしての道を選んだ彼のそのタレントとして面白い部分にスポットを当てて、何かの足しにした方がだいぶ前向きじゃないでしょうか。

 

そして、人の本質を知る前に学歴や経歴といったレッテル(死語)を貼って、取りあえず自分の中で分類化するというその安易な人物評が本当に正しいものなのか、そういった分類に振り回されず本質を知るためのコミュニケーションを取る方法はいったい何なのかを考える方がたぶん百万倍も役に立つ気がします。

 

学歴も経歴もコンプレックスを持っているのは自分なわけで、そのコンプレックスから勝手に人を判断して、勝手に裏切られたと憤る(実害はゼロなのに)。

これって微妙だと思いませんか?

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