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多くの方にとって結婚を決めてその次にドキドキするのが、初めて相手方の親御さんと会うときではないでしょうか。

相手方の親御さんや自分自身、よく「本当の親と思って」甘えてくれとか、大切にしますとか言ったりするものですが、それはたぶん無理な話のように思います。

そもそもどうやったって自分自身の親や子供と同じだけの愛情を出すなんてことは無理でしょうし、実の親子で培ってきた時間や体験や想いに追いついたり、追い抜いたりなんてほぼ不可能だと思います。

 

という前提があるのですが、私と義弟と義父の関係は実の父親と息子にはないいい感じの関係になっています。

ちなみに私たちの関係性は以下のようになります。

義理の家族

この家族が動く時、オレンジ色の線で囲った女性陣は血のつながっている母娘の独特の愛憎模様を展開させますので、基本的に触ると面倒臭い状態になります(ので、放っておきます)。

で、この家族構成だと青色の男たちは、傍流・支流・亜流・サブ・おまけ・スピンオフといった立場になり、なんとなく自然と群れるようになります。

例えば、義理の実家は三重県にありますので、よくお伊勢参りをするのですが、お参り後の楽しみの一つ、おかげ横丁(お伊勢様の内宮前にある土産や食べ物を売っている街並み)では、女性陣と子供たちは赤福(お餅を餡で包んだ有名なお菓子)へ行き、男たち三人は白木のカウンターの立ち飲み処で塩をあてに日本酒をいただくことになります。完全に尾羽打ち枯らした三人の男が、世をすねて酒を飲んでいるような悲しい風景が展開するわけです。

そんな三人が飲んでいると自然と役割が分担され、義父はボケ、義弟はツッコミ、私は時に応じて調停役や破壊者になって場を活性化させる役になります(というと私だけ高尚なようだ笑)。

 

そんなズッコケ三人組の関係を見ている妻が言うことには、私と義弟は絶対に実の父親には言わないようなことを義父と話しているらしいです。

確かに私の実父は昭和の頑固おやじといった感じですので、「ボケて突っ込んでもらって嬉しい」なんて感覚は恐らく皆無です(話の途中で突っ込まれたら、逆に切れます)。

義弟にしても、自分の父親にはちょっとビビっている節があります。

そんな二人の息子は実の父とはできないコミュニケーションを義理の父と楽しんでいるというわけです。

義父にしても、今まで女系一家で男一人でしたので、息子ができてうれしいようです(たぶん)。

かなり生意気な二人の息子ですが、私たちは不思議と気が合い、三人が集まる度に女性陣の冷たい視線を余所に飲みに行ったりするというわけです。

 

結局のところ、生き方も生業もまったく関連性がない三人ではありますが、それぞれが自分の伴侶や娘を本当に大切にしているという確固たる共通項によって結びついているのかもしれません。もちろん三人でいる時、そんなことはわざわざ言葉に出したりしないわけですが、三人ともそのことをよく理解しているのだと思います。

 

ということで、義理の父も今年還暦。

その祝いは忙しい義弟家族とわが家で、残念ながら別々に行うことになってしまったのですが、それぞれ心づくしで行ったというわけです。

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