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思春期、そこを通り過ぎた大人からしてみたら
ホントに意味不明の時代ですよね。

多くの人にとっては、
黒歴史(あまり触れてほしくない忘れたい歴史)であったり、
思い出すだけで顔面から
火が噴き出るようなものだったりするのではないでしょうか。

かく言う私も相当な黒歴史を持っていますし、
いわゆる中二病(ちょうど思春期くらいにやらかした行動や
言動などを表す言葉 ウィキペディア「中二病」参照)を
盛大にこじらせていました。

当然のことながら、親や学校の教員との摩擦もかなりありました。

 

だいたい思春期において
親子関係や大人との関係がギクシャクするのは、
“相互の不理解”に尽きるのではないかと思います。

子供は親や教師が思っているよりも実は大人で、
一方自分が思っているよりも子供なわけです。

まさに端境期のジレンマというやつですね。

 

私が自分自身の思春期を思い返してみると、
感受性が恐ろしく過敏になっていたように思います。

例えるなら
「ジュクジュクに膿んだデキモノ」
のような感じです(気持ちの悪い例えで恐縮です)。

むき出しの感受性はどんな些細なことにも反応します。

風がそのデキモノを撫でただけでも激痛が走るほどに、
世の中、学校、社会、将来、親、家族の様々なことが
自分に触れるたびに何がしかの反応を強烈に示していました。

 

学校の屋上の誰も来ないところで空を眺めていたり、
夕焼けの部屋の中で洋楽を聴きながら涙したり、
意味もなく海まで自転車を走らせたり、
できるだけ新書を読むようにしたり、
まさに大人から見たら益体もないことに時間をかけていました。

だいたいそもそもカビの生えたような大人が作った
“思春期”や“青春”というカテゴリーに
当て嵌められることがイヤでイヤで、
「オレはオレだ」なんて嘯いてみせたりもしたわけです。

思い返すと滑稽な思春期だったわけですが、
“相互不理解”の元凶は実はこの部分にあるのだと思います。

 

思春期真っ只中の子供はホントに「大真面目」なのに、
その頃をすでに経験している大人は「思い返すと滑稽」なのです。

しかもいまだに親の庇護下にあるのに
一丁前な言動があると親は「何を生意気な」ということになり、
注意したり怒ったりすると、
子供は「偉そうなことばかり言うな」ということになり、
どこかの国のイデオロギー論争並みに
不理解のスパイラルに落ち込んでいくという図式に陥るわけです。

 

ということで、
自分の過去を思い返しつつ、
思春期の子供に対応する時、
大人として必要な心掛けは
以下のようになるのではないかと思っています。

  • 媚びない毅然とした態度

この頃の子供は本当によく大人のことを見ています。
矛盾した言動、日和見な言動が大嫌いです。
親や教員のそういった態度は吐き気がするほど嫌いなはずです。
そして、苛立っている自分に媚びてくる態度も同様に嫌いです。
だから、大人は媚びずに毅然とした態度を取る必要があります。

  • これまでの親子関係の清算

乳児→幼児→子供と続いてきた親子関係は
ここで一旦リセットした方がいいです。
いつまでも自分がいなくちゃ何もできない存在に
子供を置くべきではないです。
ただ「清算」とは言ってもまったくなくするということではなく、
新しい親子関係になる前兆という感じです。
ちなみに誰かに自分ことを紹介する時に
「この子は小さいころから○○で……」
という言われ方をされるのが大嫌いですので、
注意した方がいいですね。

  • 本人は本当に大真面目であるということを知る

大人からしたら一見理解不能な行動や言動を取りますが、
本人は大真面目です。
その行動や言動には必ず本人なりの根拠や正義があるはずです。
ただし、経験が決定的に不足していますし、
なにせ勉強の途上にいますので、
論理破綻や常軌を逸していることも多々あります。
そこを指摘して修正する必要がある時には
どのように子供がその行動と言動に至っているのか、
丹念に読み解く必要があります。
案外、漫画や小説や映画の主人公に
影響されている程度の場合もあるので、
余裕があればその子供が好きなサブカルチャーに
触れてみるのもいいかもしれません。

 

以上、今回のブログ記事では昔を思い出しつつ書いてみました。

ちなみに以前母の日に書いた
母の日で思い出す「母の呼び方」」というブログ記事があるのですが、
この記事がなぜか根強く検索エンジン経由で読まれています。

検索キーワードは「母 呼び方」、「お母さん 呼び方」などなのですが、
私の予想ではこれはいわゆる思春期の子が
読んでくれているのではないかと思っています。
(大人でそんな検索をかける人、あまり想像できませんよね)

もしかしたら、お母さんの呼び方に悩んだ思春期の子が
読んでくれているのかもしれません。

今はお母さんに無関心を装っている思春期ボーイズも、
きっと心の中ではお母さんとの関係に悩んでいる証拠なのかもしれませんね。

 

ということで、思春期のお子さんをお持ちの親御さん!
私もいつか経験することになると思いますので、
ぜひいろいろ教えてください!

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