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前回まで狡猾で無恥な作戦をご紹介しましたが、今回の作戦も前回までの作戦に引けを取りません。

でも、なんとなく皆のためにもなっているような作戦です(という言い訳をしてみます)。

切羽詰まった状況(トラブル)に備えて、時間を捻出して貯蓄する

子育て中は、「仕事の袋小路」を生み出さないことが、働くお父さんとお母さんにとって、とても重要なことです。

時間が足りない状態

どんなにトラぶっても保育園のお迎えの時間は来ます泣

「仕事の袋小路」とは、

  1. 時間がない(延長保育が終わってしまうギリギリの出発時間直前にトラブル発生!とか)
  2. 自分の代わりもいない(トラブル時に自分の代わりがいない!とか)
  3. 挙句の果てに上司が喚いていたりする(喚いてもトラブルは解決しないよ!なんて思ったり……)

という波状攻撃に襲われている状態のことです。

まさに袋小路!一瞬頭の中が真っ白になります。

まだマシなのは、社内メンバーだけで収まるトラブルなのですが(それはそれで困ったりもしますが)、問題なのは社外の方を巻き込んだトラブルの場合です。

自分の立場上の責任、もうない時間、代わりのない状態、喚く上司といった四面楚歌状態で吐き気すらしてきます。

私も何度となく経験しました。
幸いと私の場合は、協力会社の方の助けや理解と胆力がある部下や同僚、とっさにお迎えの代わりになってくれた妻のお蔭でどうにかこうにかクリアしてきました(まさに紙一重な状態も何度かありました)。

そして、いつしか思ったのです。
「時間さえあれば、トラブルの対処は自分の手で行える(自信もある)。だったらその時間を捻出して貯める方法があるんではないのか」と。

自分がプロジェクトを組み立てる役割を担えたら時間貯蓄作戦!

そこで編み出したのが、今回の「時間貯蓄作戦」(作戦名は児童文学のミヒャエル・エンデ「モモ」からいただきました)。

要するに、プロジェクトに関係する社内外の方々からちょっとずつ時間をいただく作戦です。
と言うと、本当に悪いことのように聞こえますが、誰も損せず、迷惑もかけていない作戦です(たぶん)。

ポイントと流れは以下のとおりです。

  1. まずは、自分の中で、プロジェクトの絶対的な締切とスケジュールを明確にする
  2. 協力会社、クライアント、部下、上司にそれぞれ担当してもらう業務について、締切を少しだけ(本当に少しだけ)前倒しにしたスケジュールを提示する
  3. トータルの余った時間はトラブル発生時のために貯めておく(もしも何事もなければ、それはそれでよし!と割り切る)

もちろんプロジェクトをマネジメントする際には、遅れの発生や遅延に対して最大どれくらいの猶予が許されるのか、といったことを鑑みて計画を立てなくてはいけません。

が、たとえ周到に計画を立てても、突発的に横槍な感じで業務の遅滞が発生することがあります(ちなみに今回「トラブル」と呼んでいるのは、大抵そんなシチュエーションです)。

ということで、備えあれば憂いなし。
例え、みんなが業務のスケジュールを遅らせてしまったとしても(さすがにそんなことはありませんでしたが)、俯瞰で見ている自分は余裕を持って対処できるというわけです。

なお、この作戦は、以下のようなシチュエーションに有効です。

  • 特に心変わりしやすいステークホルダーが絡んでいる
  • 決裁権を持つ方が多い、ステークホルダーも多い
  • 業務フローが入り組んでいる
  • 社内外で誰もそのプロジェクトを担当したことがない(←重要です!前任者がいたら馬脚が出ます)

向かないのは、予算も多く、高度に技術的なプロジェクトです(あ、言わずもがなですね……)。

ちなみに私はこのやり方でいくつかの新規立ち上げの案件を担当しましたし、国外の方々と共同で行うプロジェクトもやり遂げることができました。

次回は、ぼっち家族のための「子育て中のビジネス技3選」をまとめたいと思います。

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