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今回は「親の家の片づけ」で「続けることができない」リスク対策として、肉体面での健康維持について考えていきます。

 当たり前のことを疎かにしない

対策1)必要なものを揃える

前回のブログではモノの運搬やアルバム解体時に起こる怪我などをご紹介しました。

このことへの対策の一つ目として、「必要な道具を事前に揃えて、適切に使う」ことが、有効な対策になります。

軍手を人数分と、雑誌類をまとめる紐、ガムテープ、ペンチなど、引っ越しの際に利用する道具を揃えておけば、おおよそ漏れがないはずです。

「親の家の片づけ」を始めると、気持ちが高揚します。
気持ちが高揚すると、作業のテンポも上がります。
その時に必要な道具が手元にないと、マイナスになります。
また一方で、テンションが上がると、道具がなくても無理に力づくで作業を行ってしまうことも想定されます。
それは怪我のもとになりますので、避ける必要があるのです。

この一つ目の対策は、実に当たり前のレベルですが、当たり前のこともちゃんと計画に入れることにより、安全を確保する必要があります。

対策2)ルールを決める

2つ目は、「作業前にルール決め、それを全員で確認し、守る」ということです。

私が実際に立てて、父母と確認し合ったルールは一つだけです。

・重いものは無理をして持たない、1人で運ばずに2人以上で運ぶ

ただ、これだけです。

このルールも単純明快ですが、ルールの内容以上に「今回の親の家の片づけで父母には決して怪我をしてほしくない」というメッセージを感じてもらうことができたと思います。

「父母が積み上げてきた歴史を家族で共有したい」という上位の目的は共有できていますが、その目的のために何をしてもいいというわけではなく、まずは安全ありき、という部分を父母に伝えることができました。

とにかく全員が初めて行う作業ですので、無理は禁物です。

対策3)過度な負担を避けるため、机上のシミュレーションから入る

3つ目は、「いきなり作業に入らず、机上のシミュレーションから始める」です。
登山は、あらかじめルートを確認してから登り始めます。
地図を開かないで行き先に向かう人はいません。

それと同じくこの「親の家の片づけ」でも、いきなり実作業を開始するのではなく、どの作業手順で、どのようなツールを使って、進めていくのかじっくりとミーティングを行いました。

この時のミーティングの模様や詳細の手順などは今後のブログでご紹介します。

対策4)スケジューリング

4つ目は、「余裕のあるスケジュールで行う」です。

作業時間の見積りにはかなり余裕を持った方がいいということを実際に「親の家の片づけ」を行ってみて実感しました。

ビジネス上のプロジェクトと違い、プロジェクトの進行を妨げる伏兵がどんどん出てきてしまうのです。
忘れていた思い出のモノとの邂逅や当時を思い出しての語らいはどれも楽しいものですが、作業の進行を妨げるものに他なりません。

「親の家の片づけ」の初手は、限られた時間との勝負になります。

父母と同居していない方なら、なおさらです。往復の時間や費用、ご自身のお仕事などを勘案するとスケジューリングはかなり重要になります。

ただ、「親の家の片づけ」は一過性のイベントではありませんので、継続してできるスケジュールをあらかじめ立てておくことで、最初に無理な作業を入れ込むことを避けることができるのです。

無理な作業を詰め込んだスケジュールは、お父様、お母様の健康を害する可能性が出てきますので、必ず避けるべきです。

当たり前のことばかりの対策

以上が今回の対策になります。

一つ一つを確認すると、当たり前のことの羅列のように見えるかもしれません。

ただ、この当たり前をあらかじめ決めて、把握して、実行することが、予期せぬ怪我を未然に防ぐことができると考えています。

実際に「親の家の片づけ」を考えていらっしゃる方には、特にこういった当たり前のことをお父様、お母様と共有して進めることをおすすめいたします。

「当たり前のことを疎かにしない」、こういった気持ちで「親の家の片づけ」で怪我のないよう進めていただければと思います。

次回は、残りのリスク要因に対しての考え方をご紹介します。

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