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さて、今回は「親の家の片づけ」をどのようにプロジェクト化したのかについてご紹介いたします。

実家の状況

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その前に当時の実家の状況を簡単にご説明します。
実家は日本海側の雪国にあり、私が大学のため実家を出たのは20年余り前のことでした。その後はだいたい年に2回ほど帰省しています。

家を出てから20年間、実家は「どーしてこれを買ったんだろう?」、「何だこりゃ?」というようなモノがどんどん増えている状態になっていきました。
といっても、子育ても無事終了した父母にとって、趣味やサークル仲間との活動が充実している証拠でもあり、「いい老後なのかも」と思っていたのも事実です。

しかし、そんなのんびりとした感想に変化が訪れるのは子供たちを連れて帰省するようになってから。
田舎の一軒家なのでそれほど狭いはずはないのに、子供たちが触ってはいけないモノ、ちょっとドタバタしたら崩れてきそうなモノにだんだんと目が行くようになってきました。
「危ないから触っちゃダメだよ~」という言葉を父母や私たち夫婦は帰省のたびに発していました。

極めつけは、かつての私の部屋が物置状態になってパンク寸前になっていたこと(写真のとおりです)。
他の部屋はここまでではないにしても、居住空間がモノに浸食され、そこに放置されたモノには埃が被り始めていました。

まさに危機的な状況になりつつあったのです。

プロジェクトのゴールは?

「自由な老後」といったのんびりした感想が危機感に変わり、次に覚えたのはどこか寂しい気持ちでした。
さらにその気持ちがいつかの後悔につながるのではないかと思い始めました。

子供たちが巣立ってから父と母だけの10数年。
私は全然知らないことだらけでした。
「どーしてこれを買ったんだろう?」、「何だこりゃ?」は父と母の生活を知らないがゆえの疑問だったのです。

そして、その知らない状態が今後の父と母の人生の分だけ膨らんでいくと考えると、間違いなくいつか後悔するはずでした。

そのため、まずは父と母の人生について知らないままの状態をどうにかするべきだと考えたのです。

そこでこのプロジェクトは、

目的・ゴールを
「親の家を片づけて、父と母の想いや人生を家族で共有する」

目標を
「父と母の想いや人生を明らかにする」
「家中のモノのルーツ・来歴を明らかにする」
「家中のモノの行き先(未来にどうしたいのか)を明らかにする」

に設定しました。

次回はその目的達成のために利用したツールや考え方についてご紹介します。

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